ラッシュがガンズアンドローゼズを脱退してはや19年、これまでにも何度かスラッシュを始めとするオリジナルメンバーとアクセルの和解そして再結成の噂がありましたが、その都度、アクセル側や元メンバー側からことごとく否定されてきました。
バンドが分裂した原因は色々と言われていますが、あくまで憶測の域を出ず、おそらくこれからも関係者以外には不明のまま時は過ぎていくのでしょう・・・
しかし!
今回はあえてそんな伝説の定説に挑戦すべく、私なりの推測(妄想ともいう)をぶち上げてみました。
良ければご覧ください。
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オリジナル・ガンズ解散までの軌跡
オリジナルメンバーといえば、アクセル、イジー、スラッシュ、ダフ、スティーブンの5人がすぐに頭に浮かびますが、このうちアクセル以外のメンバーは88年を境に徐々に姿を消していきます。
ドラマーのスティーブン・アドラーはドラッグ問題で解雇。この人に関しては「仕方ない」という感じで、誰もが納得の脱退劇でした。(本人以外は)
続いてギターのイジー・ストラドリンは、オリジナルメンバーによる最後のアルバム「use your illusion」リリース前後に脱退。
バンドのスタイルと自分が合わなくなったという理由だったとか。
ガンズの楽曲を多く手掛けていたイジーの脱退はメンバーを大きな衝撃を与えたらしく、とくにアクセルは子供時代からの仲だったこともあってか、最も深刻な影響を受けたようです。
もっともイジーは、バンド脱退直後からも、ちょくちょくガンズのライブに臨時で参加しており、アクセルとの関係も緩やかながら続いていると言われています。
おそらく今でもそれは継続中でしょう。(新生ガンズのライブにも何度か出演している) 自由人のイジーらしく、好きな時に好きなスタイルで関係を続けていこうというスタンスなんでしょうね。
ベースのダフのほうは、オリジナルメンバーの中で最後までバンドに残っていた人。
バンドの中で最も常識人の彼は、これまた最後までメンバー間の調整を買っていたと言われていたほどです。
そんな彼が脱退を決意したのは、アクセルがメンバーに無断で自分の友達を新メンバーとしてレコーディングに連れてきたことが契機といわれています。
ダフ自身の音楽的嗜好もパンクが基本となっているため、アクセルの求めるメロディアスな多重奏的アプローチに嫌気がさしたともいえるのかもしれませんね。
しかしダフも近年、アクセルとの関係が修復されているようで、去年行われたガンズのライブに代役として参加しています。
ガンズ・アンド・ローゼズの最新ライヴ・ツアーに、元メンバーのダフ・マッケイガンが参加することに - amass
そして最後に残されたスラッシュ。
1996年に脱退したスラッシュは、その後も繰り返される再結成報道に最も強硬に否定をし続けてきました。
数年前に行われたCNNのインタビューでも、そのことについて聞かれると、
「そのことについては答えることは何もない。もしこれ以上この話を続けるつもりなら、インタビューはこれで終わりにする」
と、徹底的に話をすることすら拒否の姿勢を貫いていたほど。
後悔なんかはしてないぜ、と顎を上げて言い切るスラッシュ御大
彼がなぜそこまでアクセルとの関係修復に否定的なのかは、様々な噂がありますが(⇒スラッシュ、スネイクピットが原因でガンズを弾かれる!?)、冒頭に述べたように、それらはあくまで憶測や邪推に過ぎず、本人らの口からその理由が明らかにされない限り、関係者以外は一生分からないという悲しい結末に終わる可能性が濃厚でした。
しかし!
このたびガンズの元マネージャなるものからの暴露で、ようやく20年に及ぶ不仲説の疑惑の霧が晴れようとしているのです!!!
スラッシュとマイケル・ジャクソンの関係がアクセルの・・・
「僕はスラッシュに出演しないようにと言ったんだ。というのも、アクセルは2才の時に父親に性的ないたずらをされていて、マイケル・ジャクソンが有罪であると信じていたから。だから、スラッシュに『一体いくらもらっているのか?』と訊いたんだ。そしたら、『大きなスクリーンTVをもらうだけ』と言ったんだ。
それで、アクセルがスラッシュがマイケル・ジャクソンと共演して、そのギャラは大きなスクリーンTVだけだと知った時に、めちゃくちゃ困惑していたんだ。アクセルは、スラッシュが自分の意向を支援してくれて、いかなる虐待にも反対してくれると思っていたから。アクセルからしたら、それが唯一許せないことだったんだ。彼は、ドラッグや、酒の問題については許すことができた。でも、子供の虐待についてだけはどうしても許せなかったから」(ローリング・ストーン誌ブラジル版に元マネージャーのDoug Goldsteinが語った内容:記事引用元⇒http://ro69.jp/blog/nakamura/121270)
ロッキング・オンのニュースで知った衝撃の内容。
もしこれが本当ならゆゆしき問題ですね~
なんといっても、アクセルの怒りの原因が、ただのバンドメンバーによる他アーティストライブへの出演に対してというよりも、自身の心の傷に深く関係していたということなのですから・・・
たぶんアクセルはこのことが分かった時、ホクホク顔で帰ってきたスラッシュに対して、こう言ってのけたと思われます。(怒りのあまりプルプル震えながら)
「ギャラが大きなスクリーンTV!?てめえそんなもんで幼児虐待野郎の提灯持ちをするつもりなのかよマ〇ーファッカー!!ふざけんな今すぐ表へ出やがれこのホームレスヘア野郎!!!」
完全に私の脳内妄想ですが、もし記事の内容が本当ならば、たぶんこれに近い感情がアクセルの心中に渦巻いたことは確実ではないでしょうか。
これに対してスラッシュの方は、
「いやそんなこといったって、MJは俺の古くからのダチだし、最近ギター弾いてないからちょうどいい練習になるかと思って。それに家のテレビも古くなってきてるしさあ」
と、とぼけた顔でアクセル曰くのホームレスヘアーをかき上げながら、アクセルの怒号に物憂げに答えたのだなあと容易に想像できます。(たぶん)
これを契機に二人の関係は一気にクールダウンしたというのが、記事の本旨ですが、この説は従来の音楽的齟齬による不仲説のどれよりも、およそ説得力が相当にあるかと思われますね。
アクセルのこれまでの「スラッシュのことが憎くてたまらねえ!」怒りの原因が実は幼児期のトラウマに根差したもので、ゆえにスラッシュの無節操な態度こそが傷ついたアクセルのガラスのハートを粉々に砕いて二度と元に戻れなくしてしまったという・・・
しかしその一方で、マイケルジャクソンご本人は決して幼児虐待をしていたわけではなく、ただたんに大好きな子供たちと無邪気に遊びたかっただけで、幼児虐待犯罪者として扱うことで利益を得る連中が、勝手に世間に広めてきたトンデモ都市伝説だ!というファンによる怒りの反論も山ほど出ているようです。
まとめ
あれやこれやを、これやあれやと考えると、スラッシュとアクセルが不仲であり続けることで、利益を得る業界関係者が仕組んだゴシップの一つという邪推な線も、今回の元マネージャー話には含まれていると考えられなくもありません。
一方で「火のないところに煙は立たぬ」という諺もあるように、スラッシュとMJとの絡みにアクセルが何らかの思惑を持っていたというのも十分説得力があるのかもしれませんね。
とはいえ、ガンズファンを自認する私としては、長年悩みの種だった不仲説に一定の真実味を加えてくれた今回の記事に対してサンクスです。
少しでも多く人が傷つかずに、円満にバンド活動ならびに再結成の道筋をつけてくれることを切に望みながら・・・・