88年とカテゴライズしたけれど、オリジナルはもっと以前の楽曲。
「天国への扉」 ("Knockin' on Heaven's Door")は、ボブ・ディランの楽曲。映画『ビリー・ザ・キッド/21才の生涯』のサウンドトラック・アルバム『ビリー・ザ・キッド』に収録、シングルとして1973年にリリースされた楽曲。ビルボード Hot 100 のシングル・チャートで12位を記録した。
天国への扉 (ボブ・ディランの曲) - Wikipedia
でも初めてこの曲を聴いたのはガンズのアルバムからだったし、ボブ・ディランのメッセージよりもガンズのロッキンなノリのほうが、耳と体に染み付いてしまってるので(カラオケでよく歌います)、あえて88年にした。
さらにいうと、実際のアルバム収録は92年だけど、ライブではもっと以前から歌っている。
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意外に前からライブで使われていた!
オリジナルの曲は1973年に公開された映画『ビリー・ザ・キッド/21才の生涯』のサウンドトラック・アルバム『ビリー・ザ・キッド』に収録されたシングルカットで、歌詞は米国西部開拓時代のガンマンが「視界がだんだん暗くなり、今まさに天国への扉をノックしている。バッジや銃はもう使えない」と、死に行く際の心境を歌っているものだとか。
ガンズはこの曲を1987年ごろからライブで演奏していて、90年にトム・クルーズ主演の「デイズ・オブ・サンダー」(この映画のポスターを、当時よく通ってた近所の風呂屋さんで見かけた)のサウンドトラックに録音された。後に「use your illusion」にも収録。
「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」はガンズのライブでも定番の盛り上げ曲だったけど、この曲の演奏中にアクセルが観客に呼びかける「ステイシーと〇〇(忘れた!)の後に続いてサビを歌ってくれ!」というセリフが何度聞いてもよかですね。
ライブを平気で遅刻したり、気に食わないことがあると、たとえ曲の途中でもマイクを叩きつけて帰ってしまう我がまま大魔王のアクセルが見せた、数少ない(だろう!たぶん!)客を気遣ったマイクパフォーマンスが印象的なナンバーだともいえます。
追記(2016年10月14日)
「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」のオリジナル・ソングライター、ボブ・ディラン氏がノーベル文学賞を受賞したようだ。
「もし過去を、2500年ほど遡ったとしたら、みなさん、ホメロスやサッポーを見出すことでしょう。彼らは耳で聴く、ときとして楽器とともにパフォーマンスされることを念頭に詩を書いていました。それは、ボブ・ディランと同じです」ボブ・ディラン、ノーベル文学賞を受賞 | Bob Dylan | BARKS音楽ニュース
ミュージシャンでノーベル賞を取るなんて聞いたことがないし、ましてや文学賞なんてすごいと思う。
確かに彼の歌は詩的な響きがあるから、評価が高いのは頷ける話だが、ノーベル文学賞となると、ちょっと格が違う感じがする。
そのせいか、文学関係者はこの決定に憤慨しているよう。
映画化もされた「トレインスポッティング(Trainspotting)」で知られるスコットランド(Scotland)の小説家、アービン・ウェルシュ(Irvine Welsh)氏も、ディラン氏の選出を酷評。「私はディランのファンだが、これは、もうろくしてわめくヒッピーらの悪臭を放つ前立腺がひねり出した検討不足で懐古趣味な賞だ」とツイッター(Twitter)に投稿した。
ひどい表現だな(笑)
嫉妬なのか正当な評価なのか。
個人的には嫉妬の類だと思うが、そう思いたくなる気持ちも分からないでもない。
作家が歌手に文学の世界で負けるなんてね。
もちろん、この受賞に拍手している作家も多くいるから、評価は半々といったところなんでしょうが。
でもガンズが「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア 」をライブで歌う時は、これから使用許可料(あるのか分からんが)が跳ね上がるような気がする。
なにせ世界のノーベル賞受賞歌手の歌なんですから。
逆に許可を取り消されたりして。
一介のロックバンドが畏れ多くもノーベル賞受賞者の歌を人前で歌うんじゃないっ!て(笑)
そのときはアクセル、歌詞を微妙に変えて歌ってください。
「ノッキン・オン・ヘルズ・ドア」で。
いや、ほんの冗談です(笑)
とにもかくにも、ボブ・ディランさん、受賞おめでとうございます^^