88年のアルバム「ガンズ・ライズ」からの一曲。
前作「アペタイト・フォー~」で入りきれなかった曲を収めたアルバムで、ヒットシングル「ペイシェンス」や、ライブ用ともいえる「ムーブ・トゥ・ザ・シティ」などが収録されている。
他にも「「ワン・イン・ア・ミリオン」など、歌詞の過激さ(人種差別)から世間の話題を呼んだ曲もあるが、基本的にはアコースティック感の強いアルバムになっている。
「ユーズ・トゥ・ラブ・ハー」は、そんなアコーステッィク路線の延長上ともいえる曲だ。個人的には、ガンズのナンバーのなかでも1,2を争う名曲だと思っている。
ガンズらしからぬ爽やかなイントロと、心地の良いスラッシュのギターソロ、アクセルの普段よりは抑え目の裏声に、サビの部分でときおり聞かせるシャウト。
そのどれもがこれまでの攻撃的なガンズとは違い、透明間溢れるナンバーに「おお、ガンズもやるときはやるじゃん!」と思わず感心してしまったものだ。
そう。
その歌詞の真実を知るまでは・・・・・
彼女を愛してたけど、殺さなくちゃならなくなった
彼女を埋めちまった
6フィート下の土のなかに
だけどいまだに彼女の文句が聞こえるんだ
なんと物騒な・・・・・
ライブアルバムでもアクセルは「みんな一度は考えたことはないかい?口やかましい恋人をぶっ殺して家の裏庭に埋めちまうってことをさ・・・」と曲の前にMCで語っています。 オーディエンスは笑っていましたが。
明るいノリの曲に似つかわしくない歌の内容ですが、何度聞いても気持ちが良くなるから不思議です。ギターソロのパートなんか最高ですね。
ひょっとしたら僕も「I used to love her, but I had to kill her (彼女を愛してたけど、殺さなくちゃならなくなった)」って考えてるのかな?
いや冗談です^^