40代・50代の洋楽・映画・本・ファッション・スタイル情報

Gunsn Style

ガンズ・アンド・ローゼズ

【スラッシュ】マルーン5、モーターヘッドの「ゴットン、ドクターアリバイ」

2011年5月28日

スラッシュ渾身のソロプロジェクトアルバム「slash」からの2曲。

レビュー等ではいまいち評判が悪いとの事だったが、実際聞いてみてその半分くらいは当たっているような気はする。

彼の在籍したガンズアンドローゼズを髣髴とさせるような、ソリッドで危険、それでいてどうしようもなくロケンロールな曲は無いように思うのだ。

というのも、ボーカルを担っている、様々なアーティストのスタイルに合わせた仕上げにしているので、まとまりが無いといわれるのもそのとおりかもしれない。

しかし!!

バックで弾いているのは紛れも無くスラッシュである。

ギブソンレスポールの弾むようなサビはこの男にしか出せないものばかりなのだ。

あまりギターのことは詳しくないので偉そうに語れませんが・・・・

といっても僕自身はこのアルバムをそれほど好きではない。

多くのレビュアーが上げている通り、多くの曲にバイブを感じないからだ。

スラッシュのソロではガンズ在籍当時の「IT'S FIVE OCLOCK SOMEWHERE」が一番良いのだ。

ブルージーでゴージャス、ガンズ用に作った曲群だけのことはあって、どれもグッとくる。(どうもガンズの呪縛から逃れられてないのは古くからのファン同様、僕もそのようだ!)

かといってこの「slash」の全てが「どうもねえ・・・」というのばかりでなく、何曲かはビビッとくるものはあった。

それが今日のGottenとDoctor Alibiだ。

*本サイトの記事内に広告が含まれる場合があります

Maroon5のアダム・レヴィーン

僕はMaroon5のことはあまり知らないし、バンド名の綴がrでいいのかLなのかも分からない。

特にファンでもないから、彼がいかに偉大なアーティストかを知るよしもない。

しかし男前なのは確かである。

モデルのようなルックスは素晴らしい。

そして改めて聞いてみると声もいい。
さらになによりもが良いのである。

哀愁に満ちているというのか、従来のスラッシュ節とは違ったしっとりとした曲調に惚れた。

こういうジャンルはよく知らないので、たとえがうまく見つからないが、昔聞いたシンプリーレッドみたいな感じといえば分かるだろうか。

Adam Levine、なかなかやるのである。

さすがはスラッシュが選んだ歌手だけのことはあるのである。

Maroon5をもう一度聞き直すのもいいかもしれない。

もちろんバンドの綴りもだ。

モーターヘッドのレミー

モーターヘッドはさすがに名前は聞いたことはある。

しかしこちらもマルーン5同様、チラ聞き程度なのであれこれ言う材料も無い。

だがその独特の声を聞いてしびれた。

曲も味があって非常に宜しかった。

錆びたボーカルというのだろうか、エッジの利いたギブソンサウンドの上に、ごま塩をパラパラと振りかけた感が非常に良い。

顔はどんなのだ?と思い、画像検索してみたら、悪そうなのが一杯出てきた。

その中でもライブでのワンショットを一枚。

もう随分とお年を召してらっしゃるようですが、若い頃からムチャなさってきたんでしょうなあ・・・という感じの迫力のあるアゴヒゲ。

なるほどこの顔ならこの声はありです。

曲もいいですね。

リズム感があるというか、軽い感じで体が自然と揺れてきます。

ライブでスラッシュと共演してますが、どちらも非常に楽しそうですよ。

そして・・・スラッシュ!

ジャムセッションの原点に戻ったようなアルバムにしたい、そんなスラッシュの思いが伝わってくるような仕上がりの一曲。

最後になりますが、アマゾンのCDレビューの欄でレビュアーの方が書いていた文にちょっぴり感動したので、少しだけ引用させてもらいます。(下段に貼り付けた「スラッシュ スーパーデラックスエディション」の最初のレビューです。良ければ詳しくはそこで)

ただこの小さな国が大変な事になっているけど、ライブできる場所があるなら行って演ろう・・ということで大赤字覚悟で来てくれたんだと思います

東北大震災の直後のことだそうです。

この時期にライブなんか・・という意見もあったようですが、暗い気持ちを少しでも和らげたらというスラッシュの思いは悪いこととは思いません。

僕自身も阪神大震災の被災者でしたし、そのときも同情や謹慎も嬉しいけど、何か明るいことで前を向いていきたい、という気持ちの方が強かったことを覚えています。

スラッシュとしても、一アーティストとして自分に出来る音楽、そして集まったお金を義援金にして被災者への助けに少しでもなれば、と考えて来日してくれたのでしょう。

よく芸能人やスポーツ選手が災害時に義援金や物資を贈呈すると、「売名行為だ!偽善者だ!」と眉を吊り上げる人々も少なからず世の中にはいるようですが、売名行為でも偽善でもなんでも良いのです。だってそのお金やモノが実際に困っている人たちの助けになっているんだから。

何にもせんと、実際に何かやっている人の文句ばかり言うよりは、よほどマシです。

まさに「同情するよりカネをくれ!」です。

これでまたスラッシュの男前度が上がったような気がしますよ。

-ガンズ・アンド・ローゼズ

error: Content is protected !!

Copyright© Gunsn Style , 2024 All Rights Reserved.