映画『007』シリーズは、長年にわたり多くの名シーンとともに印象的なセリフを生み出してきました。
これらのセリフは、英語学習者にとっても参考になるフレーズが満載です。
ここでは、全25作品からそれぞれ3つの名セリフをピックアップし、その和訳とともに英語の学び方を紹介します。
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007シリーズの英語名セリフ紹介
ドクター・ノオ (1962)
"Bond. James Bond."
和訳:「ボンド。ジェームズ・ボンド。」
解説:シリーズを象徴する自己紹介フレーズ。名前の強調です。
"I admire your courage, Miss Trench."
和訳:「君の勇気を称賛するよ、トレンチ嬢。」
解説:フォーマルな場面での賞賛での表現です。
"East, West, just points of the compass, each as stupid as the other."
和訳:「東も西も、コンパスの方角にすぎない。どちらも愚かだ。」
解説:比較や哲学的な考えを述べるフレーズの例になります。
ロシアより愛をこめて (1963)
"Red wine with fish. That should have told me something."
和訳:「魚に赤ワインなんて、おかしいと思ったよ。」
解説:ワインと料理のマナーに関する知識を含むユーモアあるフレーズです。「should have + 過去分詞」の構文も注目です。
"You're a man of many parts, Mr. Bond."
和訳:「多才な男ですね、ボンドさん。」
解説:人を称賛するフレーズとして有用です。
"My orders are to kill you and deliver the Lektor. How I do it is my business."
和訳:「命令は君を殺し、レクターを届けること。やり方は私の自由だ。」
解説:命令や自分の裁量について話す表現。
ゴールドフィンガー (1964)
"No, Mr. Bond, I expect you to die!"
和訳:「いいや、ボンド君、君が死ぬのを期待しているんだ!」
解説:悪役がボンドに言い放つ名セリフ。「expect to ~」で何かを期待する表現を学べます。
"Do you expect me to talk?"
和訳:「私が話すと思っているのか?」
解説:質問形式での皮肉を含むフレーズ。
"This is gold, Mr. Bond. All my life I’ve been in love with its color, its brilliance, its divine heaviness."
和訳:「これが金だよ、ボンド君。私はその色、その輝き、その神々しい重みに人生を捧げてきた。」
解説:物への執着を表現する詩的な英語。
サンダーボール作戦 (1965)
"Do you mind if my friend sits this one out? She’s just dead."
和訳:「友人は今回は遠慮させてもらうよ。彼女は死んでいるからね。」
解説:皮肉やブラックユーモアの使い方を学べる一例です。
"The things I do for England."
和訳:「イギリスのためにこんなことをするとは。」
解説:愛する心情を皮肉っぽく述べる表現。
"You’ve given me much pleasure, Domino."
和訳:「君は私に多くの喜びを与えてくれた、ドミノ。」
解説:感謝や好意を伝えるフォーマルなフレーズ。
007は二度死ぬ (1967)
"You only live twice: Once when you are born and once when you look death in the face."
和訳:「人は二度生きる。一度は生まれたとき、もう一度は死を目の前にしたときだ。」
解説:哲学的な名言で「look death in the face」のような比喩表現を学べます。
"Welcome to Japan, Mr. Bond."
和訳:「日本へようこそ、ボンドさん。」
解説:旅行やビジネスの場面で使える歓迎フレーズ。
"I shall look forward personally to exterminating you, Mr. Bond."
和訳:「ボンド君、君を抹殺するのを個人的に楽しみにしているよ。」
解説:敵対心を表現する強いフレーズ。
女王陛下の007 (1969)
"We have all the time in the world."
和訳:「僕たちには時間がたっぷりある。」
解説:愛や安心感を伝える優しいフレーズ。
"I hope I can live up to your high standards."
和訳:「君の高い基準に応えられるといいのだけれど。」
解説:相手への配慮や謙遜を示す表現。
"This never happened to the other fellow."
和訳:「他の男にはこんなことは起きなかったのに。」
解説:ユーモアや皮肉を交えた表現。
ダイヤモンドは永遠に (1971)
"Hi, I’m Plenty."
"But of course you are."
和訳:「こんにちは、私の名前はプレンティよ。」「もちろんそうだろうね。」
解説:言葉遊びや軽い冗談の例。
"Diamonds are forever, they won’t leave in the night."
和訳:「ダイヤモンドは永遠だ。夜に消えることもない。」
解説:ダイヤモンドの永続性を詩的に表現したフレーズ。
"Welcome to hell, Blofeld."
和訳:「地獄へようこそ、ブロフェルド。」
解説:ドラマチックで挑発的なセリフ。
死ぬのは奴らだ (1973)
"Names is for tombstones, baby!"
和訳:「名前なんて墓石のためのものだ、ベイビー!」
解説:俗語表現や軽い挑発の仕方を学ぶのに役立つセリフ。
"Let’s just say goodbye to an uninvited guest."
和訳:「招かれざる客に別れを告げよう。」
解説:礼儀正しい言い回しと皮肉の組み合わせが学べます。
"He always did have an inflated opinion of himself."
和訳:「彼はいつも自分を過大評価していたよ。」
解説:「inflated opinion」のような比喩表現を使った批判的なフレーズ
黄金銃を持つ男 (1974)
"There’s a useful four-letter word, and you’re full of it."
和訳:「便利な四文字語があるんだが、それで君は満たされているよ。」
解説:皮肉を込めた洒落た言い回し。
"I never miss."
和訳: 「私は決して外さない。」
解説: 簡潔かつ自信を表すフレーズ。
"You see, Mr. Bond, I enjoy killing people."
和訳: 「わかるだろう、ボンド君。私は人を殺すのを楽しんでいるんだ。」
解説: 悪役の心理を表すセリフで、「enjoy + 動名詞」を学べます。
私を愛したスパイ (1977)
"Nobody does it better."
和訳: 「誰もこれ以上上手くやれない。」
解説: 称賛や自信を伝えるシンプルなフレーズ。
"When one is in Egypt, one should delve deeply into its treasures."
和訳: 「エジプトにいるときは、その宝物を深く探るべきだ。」
解説: 観光地の文脈での会話や礼儀を学ぶのに役立ちます。
"Well, James, I just hope you know what you’re up against."
和訳: 「ジェームズ、君が何に直面しているか理解していることを願うよ。」
解説: 警告や懸念を表現するフレーズ。
ムーンレイカー (1979)
"Look after Mr. Bond. See that some harm comes to him."
和訳: 「ボンド氏をよろしく頼む。何か危害を加えるようにな。」
解説: 逆説的な指示でユーモアを感じさせます。
"Take me around the world one more time."
和訳: 「もう一度世界中を連れて回って。」
解説: ロマンティックな場面で使えるフレーズ。
"I think he’s attempting re-entry, sir."
和訳: 「彼は再突入を試みているようです、サー。」
解説: 宇宙関連の状況を描写しつつ、二重の意味を持つユーモア。
『ユア・アイズ・オンリー』(1981)
"Bond, James Bond."
和訳:「ボンド、ジェームズ・ボンド。」
解説:007シリーズで最も有名なセリフです。「Bond, James Bond」は自己紹介の定番で、どの映画でもボンドがこのフレーズを使います。シンプルで覚えやすく、英語での名乗り方を学ぶのに最適です。
"I’m not looking for trouble."
和訳:「トラブルは求めていない。」
解説:ボンドが冷静に状況を把握する際に使うフレーズです。「look for trouble」は「問題を探す」という意味ですが、ここでは「トラブルを避けたい」と言っている場面です。日常会話でも使える表現です。
"You have a nasty habit of surviving."
和訳:「君は生き残るという悪い癖があるな。」
解説:敵に対してボンドが皮肉を込めて言うセリフです。「nasty habit」は「悪い癖」という意味で、英語で他人の習慣や行動についてコメントする際に使える表現です。
『オクトパシー』(1983)
"I have a slight weakness for women."
和訳:「私は女性には少し弱いんだ。」
解説:ボンドが自分の弱点を話すシーン。「slight weakness」は「少し弱い」という意味で、軽い弱点を表現するフレーズとして便利です。
"No, thank you. I prefer a woman who knows what she wants."
和訳:「いいえ、ありがとう。私は自分の欲しいものをわかっている女性が好みだ。」
解説:ボンドが女性に対して自分の好みを伝えるシーンです。「prefer」は「好む」という意味で、英語で自分の好みを表現する時に使えるフレーズです。
"You don’t know what you’re dealing with."
和訳:「君は自分が何と戦っているのか分かっていない。」
解説:ボンドが敵に向かって強気に言うセリフです。「deal with」は「対処する」という意味で、問題や状況に対応する際に使われます。
『美しき得物たち』(1985)
"The name's Bond, James Bond. Do you know what this is?"
和訳:「名前はボンド、ジェームズ・ボンド。これが何だかわかるか?」
解説:ボンドが登場する際に使うセリフ。自己紹介に続いて「これが何だかわかるか?」と聞くことで、相手に対する圧力をかける場面です。「Do you know what this is?」は英会話で使える質問フレーズです。
"I think you’re bluffing."
和訳:「君はブラフをかけていると思う。」
解説:ボンドが相手の策略を見抜いた時に使うセリフ。「bluffing」は「ブラフをかける」という意味で、ゲームや交渉で使われる表現です。
"I don’t take kindly to threats."
和訳:「脅しには優しく対応しない。」
解説:ボンドが冷徹に敵に言い放つセリフ。「take kindly to」は「〜を快く受け入れる」という意味で、否定的に使うことで「〜には耐えられない」というニュアンスを伝えています。
『リビング・デイライツ』(1987)
"I trust you will find it... quite effective."
和訳:「これが…かなり効果的だとわかっていただけると信じている。」
解説:ボンドが自信満々に何かを相手に提示する場面。「quite effective」は「かなり効果的」という意味で、英語で物事の効果を表現する際に使えるフレーズです。
"I’m here to help you."
和訳:「君を助けに来た。」
解説:ボンドが協力を申し出るシーンです。「I’m here to ~」は「私は〜しに来た」という表現で、目的を伝える時に便利です。
"You’ve got a lot to learn."
和訳:「君はまだ学ばなければならないことが多い。」
解説:ボンドが相手に対して言うセリフで、「a lot to learn」は「学ばなければならないことがたくさんある」という意味です。これは英語で助言をする時に使えるフレーズです。
『消されたライセンス』(1989)
"In this business, there’s a lot of risk."
和訳: 「この仕事にはリスクがつきものだ。」
解説:シンプルでビジネスや仕事の場面でも使いやすいフレーズです。「In this business」や「there’s a lot of risk」は、職場やプロジェクトにおけるリスクを話題にする時に応用できます。
"What’s your hurry?"
和訳: 「そんなに急いでどうしたの?」
解説:日常会話でよく使われるカジュアルな表現です。友人や同僚が慌てている時に、親しみを込めて使うことができます。「hurry」は「急ぎ」を意味します。
3Loyalty is more important than money."
和訳: 「忠誠心はお金よりも大事だ。」
解説:価値観や信念を語る際に使える名言的なフレーズです。「loyalty(忠誠心)」や「important(重要)」など、抽象的な概念を表現する際に便利な単語が含まれています。
『ゴールデンアイ』(1995)
"For England, James?"
和訳:「イギリスのために、ジェームズ?」
解説:ボンドが任務に向かう際に使われるセリフ。「For England」は「イギリスのために」という意味で、スパイとしての使命感を強調する表現です。
"I think you’re trying to seduce me."
和訳:「君は僕を誘惑しようとしているんじゃないか?」
解説:ボンドが女性に対して言うセリフです。「seduce」は「誘惑する」という意味で、ロマンチックなシーンで使えるフレーズです。
"I’ll be happy to meet your maker."
和訳:「君の創造主に会えてうれしいよ。」
解説:ボンドが敵に対して使う皮肉たっぷりのセリフ。「meet your maker」は「死ぬ」という意味の言い回しで、死に対する軽蔑的なニュアンスを持っています。
『トゥモロー・ネバー・ダイ』(1997)
"What the hell are you doing?"
和訳:「一体何をしているんだ?」
解説:ボンドが困惑し、相手に対して苛立ちながら問いかけるセリフ。カジュアルでありながらも、感情的な強さが感じられる表現です。「What the hell」は「一体」という意味で、驚きや疑問を強調するフレーズです。
"I don't like to share."
和訳:「私はシェアするのが嫌いなんだ。」
解説:ボンドが自分の領域を侵されることに対する反発を示すセリフ。「share」は「分ける、共有する」という意味で、自己中心的な一面を表しています。強気なボンドらしい言い回しです。
"You just don't get it, do you?"
和訳:「君は全然理解していないんだな。」
解説:ボンドが相手に対して理解不足を指摘する場面で使われるセリフ。「get it」は「理解する」という意味で、相手に対する軽蔑や呆れを込めて言う表現です。
『ワールド・イズ・ノット・イナフ』(1999)
"I’m not here to make friends."
和訳:「私は友達を作りに来たわけじゃない。」
解説:ボンドが自己主張をするセリフで、任務のために感情を排除する決意を示しています。「make friends」は「友達を作る」という意味で、ボンドの冷徹さを強調する表現です。
"It’s not the size of the weapon, it’s how you use it."
和訳:「武器の大きさじゃなくて、使い方だ。」
解説:このセリフは、ボンドの独特のユーモアと自信を表すものです。サイズではなく、能力や技術を強調するフレーズです。「how you use it」は「それをどう使うか」という意味で、ボンドが本質を見抜く賢さを示しています。
"I’m going to need a hand."
和訳:「助けが必要だ。」
解説:ボンドが危機的状況で助けを求めるシーンで使われます。「need a hand」は「助けが必要だ」という意味で、カジュアルな表現として日常会話にも使えます。
『ダイ・アナザー・デイ』(2002)
"I thought Christmas only comes once a year."
和訳:「クリスマスは年に一度だけだと思ってた。」
解説:ボンドが皮肉を込めて言うセリフ。クリスマスという特別な瞬間を例えに使い、予想外の展開を表現しています。「only comes once a year」は「年に一度だけ来る」という意味で、予期しない出来事に対する驚きを表現しています。
"I’m not in the mood."
和訳:「気分じゃない。」
解説:ボンドが何かをしたくない時や、余裕がない時に使うセリフ。「in the mood」は「気分が乗っている」という意味で、気分が乗らないことを表現しています。
"I’ve got a bad feeling about this."
和訳:「なんだか嫌な予感がする。」
解説:予感や不安を表現するフレーズです。「bad feeling」は「嫌な予感」という意味で、ボンドが直感で危険を察知する場面でよく使われます。
『カジノ・ロワイヤル』(2006)
"I have no intention of giving up."
和訳:「私は諦めるつもりはない。」
解説:ボンドが自分の意志を強く示すセリフ。「intention of giving up」は「諦める意図」という意味で、どんな状況でも戦い続ける強い決意を表現しています。
"You’ve lost your charm."
和訳:「君の魅力は失われたな。」
解説:ボンドが相手に対して冷徹に言うセリフ。「lost your charm」は「魅力を失った」という意味で、相手の変化や劣化を指摘する場面です。
"I don’t care about your personal life."
和訳:「君の私生活には興味がない。」
解説:ボンドが感情を排除し、任務に集中する態度を表現するセリフ。「personal life」は「私生活」という意味で、個人的な事情に興味を持たず、仕事に専念する姿勢を示しています。
『慰めの報酬』(2008)
"Revenge is not a mission, it's a process."
和訳:「復讐は任務ではない、それは過程だ。」
解説:このセリフは、ボンドが復讐心に燃える中で言うものです。復讐を「任務」として捉えるのではなく、感情的な「過程」として捉えるボンドの深い哲学が感じられるフレーズです。英語では、「It's not... it's...」という構造で、2つの異なる視点を対比させる表現がよく使われます。
"I'm not a hero. I'm just a man who's doing his job."
和訳:「私は英雄ではない。ただ仕事をしている男だ。」
解説:ボンドが自己を英雄視せず、冷徹に任務をこなす姿勢を見せるセリフです。「just a man」と自己を平凡に表現することで、彼の実際の姿が強調されています。日常会話で謙虚さを示す際に使える表現です。
"The first thing you should know about me is that I’m not afraid of dying."
和訳:「私について最初に知っておくべきことは、死ぬことを恐れていないということだ。」
解説:このセリフは、ボンドの無敵感と覚悟を表しています。「not afraid of dying」は直訳で「死ぬことを恐れない」という意味ですが、このフレーズはボンドの任務に対する冷徹さを示しています。人々が恐れるものに立ち向かう姿勢が伝わるセリフです。
『スカイフォール』(2012)
"You know the rules of the game. You don't play unless you have to."
和訳:「君はゲームのルールを知っている。必要がなければプレイしない。」
解説:ボンドが冷徹に戦略的な思考を持ち続けるシーンで使われるセリフです。「You don’t play unless you have to」という表現は、英語でよく使われる口語的な言い回しで、無駄なことはせず、必要な時にだけ行動するという態度を示しています。
"I don't think the dead care about this."
和訳:「死者はこれに関心を持たないと思う。」
解説:このセリフは、ボンドが冷徹で無慈悲な一面を見せる場面で発せられます。英語の「I don’t think...」は、自分の考えをやや冷めた調子で述べる際に使われます。ボンドの冷徹さを象徴する言葉で、相手に対して感情を持たないことを強調しています。
"The past is what keeps us alive."
和訳:「過去こそが私たちを生かしている。」
解説:ボンドが過去と向き合う中で生きていることの意味を問うセリフです。「What keeps us alive」という表現は、物事が存在する理由や価値を示す言い回しで、過去が今の自分を作り上げているという深い意味が込められています。
『スペクター』(2015)
"We have all the time in the world."
和訳:「私たちには全ての時間がある。」
解説:このセリフは、ボンドが非常に冷静で余裕を持っているシーンで言うものです。「All the time in the world」は、時間に余裕があることを意味し、強い自信を表しています。英語での表現として、物理的な時間だけでなく、精神的にも余裕があるというニュアンスを伝えます。
"The things I do for love."
和訳:「愛のために僕がすること。」
解説:ボンドが愛に対して犠牲を払うことを意味するセリフです。「The things I do for...」は、「〜のためにすること」を表現し、ボンドが愛のために自分を犠牲にすることを象徴しています。英語では、恋愛にまつわる行動や犠牲を示す際に使われるフレーズです。
"I was always better than you."
和訳:「僕はいつだって君より優れていた。」
解説:ボンドと敵との対決シーンで発せられるセリフで、自信満々なボンドの性格がよく表れています。「I was always better than you」は、過去の勝者としての自信を誇示するフレーズです。競争的な場面や自己評価を表現する時に使える強いフレーズです。
『ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)
"You can’t outrun your past."
和訳:「過去を追い越すことはできない。」
解説:ボンドが過去に縛られることを象徴するセリフです。「You can't outrun...」は「〜を追い越せない」という表現で、過去の行動や結果を避けることはできない、という強いメッセージを伝えています。このフレーズは、自己責任や過去の選択について考える場面に適しています。
"I’ve lived long enough to know a few things."
和訳:「いろいろ経験したから、いくつかのことはわかっている。」
解説:ボンドの年齢や経験が反映されたセリフです。「I’ve lived long enough」は「長い人生を歩んできた」という意味で、豊富な経験から得た知識や教訓を示す言い回しです。年齢を重ねた人が使う表現として非常に有用です。
"The world is not what it was."
和訳:「世界はもう昔のようではない。」
解説:時代が変わったことを象徴するセリフで、ボンドが世界の変化に適応しなければならないことを表しています。「The world is not what it was」は、過去と現在のギャップを強調する表現です。歴史や変化を論じる時に便利なフレーズです。
まとめと英語学習のポイント
これらのセリフを通じて、007シリーズでのボンドの人物像がどう描かれているかを学ぶとともに、英語表現における幅広いバリエーションも学べます。特に、以下のポイントが英語学習において有益です。
【学べるポイント】
冷静さと自信:「We have all the time in the world」「I was always better than you」など、冷静かつ自信を持った発言を学ぶ。
過去と向き合う姿勢:「You can’t outrun your past」「The past is what keeps us alive」など、過去との関係を考える表現を使いこなす。
感情と哲学的な視点:「The things I do for love」「I’ve lived long enough to know a few things」など、深い感情や経験に基づいた表現を学ぶ。
これらのフレーズを日常会話に活用することで、洗練された英語表現を身につけることも可能です。
教科書的では学べない「ネイティブに限りなく近い」英語表現。
映画を楽しみながら、ガンガン覚えていきましょう!